生きたダイオウイカが打ち上げられる ダイオウイカの雑学

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2022年4月20日午前10時ごろ、福井県小浜市宇久の海岸で、まだ生きているダイオウイカが打ち上げられているのが発見されました。

ダイオウイカは、発見後、衰弱して死亡。越前松島水族館に運ばれて冷凍保存し、ゴールデンウィーク中に展示する方針。

発見したのは地元漁師の男性(45)で、桟橋の下で浮いているのを発見。発見時は、足を海面に出すなどの動きが見られたとのっことです。

ダイオウイカとは?

開眼目ダイオウイカ科に分類されるイカ。基本的に、デカいイカという認識ですが、イカとの違いもいくつかあります。

発見されたダイオウイカにそれぞれ特徴があるため、複数種があるという説もありましたが、遺伝子的に同一種だと判明しています。

似たような種に、ダイオウホオズキイカがあり、ともに世界最大の軟体動物だと言われています。どちらの方が大きいかは、どちらも生態に謎が多く、分かっていません。

水深600~900mに棲息しているとみられている深海魚です。

深海魚が打ち上げられると地震の兆候?

深海にすむ魚介類が、浜辺に打ち上げられることはまれにあります。

リュウグウノツカイが打ち上げられたりすると、よくニュースになりますよね。

珍しいことなので、何かの前触れではないかと噂になることがあるのですが、深海魚が打ち上げられたからと言って、地震等が起きたという事実はありません。

とりあえず、珍しい事象に、何らかの意味付けをしているだけなので、心配することはありません。

ダイオウイカの水揚げが多いのは?

2015年ごろ、富山湾でダイオウイカが水揚げされてニュースになることが多かったようです。

地震の前触れ、気候変動のせい…などといった都市伝説のネタになったりしたようですね。

海洋生物に詳しいタレントのさかなクンが、当時テレビ番組で語っていた所では、ダイオウイカがブームになったから…とのことでした。

もともと、稀にダイオウイカが水揚げされることはあったのですが、ダイオウイカは食べられないので捨てていただけとのことです。

ダイオウイカはアンモニア臭が強く、食用には適しません。

ダイオウイカは持ち帰るメリットがなく、デカくて臭いので、漁船にのせたくもない存在です。

水揚げしても、すぐに捨ててしまうのが普通でした。

ところが、2013年、生きたダイオウイカが泳ぐ姿の撮影に成功したことから、ダイオウイカが人気になり、一種のブームがきます。

そうなると、ダイオウイカを捨てるよりも、持ち帰った方がメリットがあるということです。

ダイオウイカとイカの違いは?

ダイオウイカは、ただの大きいイカと思われがちですが、イカにはない特徴もあります。

吸盤に棘がない

イカを料理する時、吸盤についている割っかを処理しますよね。
あのわっかには返しの付いた棘があり、獲物を捕まえた時に、棘が食い込んで得物をしっかりと捕まえられるようになっています。

ダイオウイカには、この吸盤の棘がありません。

体内にアンモニアを蓄えている

ダイオウイカは、深海で浮力を得るために、体内にアンモニアを蓄えています。
サメやエイが尿素を蓄えているようなものですが、ダイオウイカはアンモニアの状態で蓄えているので、生きているうちでも大変に臭いそうです。

ヒレは小さめ

胴にあるヒレ(ミミ・エンペラ)が小さめで、ハート型をしています。

目が大きい

ダイオウイカの目は、直径30㎝ほどと、バスケットボールくらいのサイズになります。

ダイオウイカとダイオウホオズキイカの違いは?

ダイオウホオズキイカ

ダイオウイカと同様に、巨大なイカとして、ダイオウホオズキイカがあります。

ダイオウホオズキイカは、上図のような形をしており、胴が丸みを帯びた形をしています。

胴体の形がほおずきに似ていることが、名前の由来です。

そのため、ダイオウイカより体長は短いものの、体重は重くなります。

触腕に鉤爪がある

ダイオウホオズキイカの特徴として、ダイオウホオズキイカの触腕には、吸盤の代わりに鉤爪が付いています。

この鉤爪で、獲物を捕らえます。

発見されたダイオウイカで、最大のものは?

ダイオウイカは、大きくなると体長10~20mになると言われてます。

記録では、1939年ノルウェーの漁師が捕獲した個体が最大とされ、体長13m、触腕8.7mとなります。

引用:https://www.kahaku.go.jp/

また、目撃談として、正式な記録にないものにはさらに巨大な報告もあります。

第二次世界大戦中に、モルディブ諸島近くで発見された個体は、船より大きく、胴体部分だけで53mあったとされます。

正確に測ったわけでなく、実際のサイズを過大評価しすぎた数値で信憑性が不十分だとして、この報告は片付けられてしまっています。

また、この個体がダイオウイカであるかも定かではないため、有効な記録としては残っておりません。

ダイオウイカはどんな味?

ダイオウイカは、体内にアンモニアを溜め込んでおり、食用には適しておりません。

アンモニアを抜いて食べてみたとしても、塩の塊を食べているような塩辛さで、とても食用には向いていないそうです。

それでも、加工すれば食べられるかもしれないということで、富山県射水市で、水揚げされたダイオウイカをスルメに加工して、来場者に振る舞うというイベントがありました。

そのダイオウイカのスルメを食べた感想というのが…

  • 美味しくない
  • 苦みがある
  • 普通のスルメよりもしょっぱい

スルメに加工することで、アンモニア臭は抜けているものの、味については不評だったようです。

クラーケン?

ダイオウイカの話になると、ノルウェーに伝わるクラーケンの怪物のモデルになったという話があります。

クラーケンについては、巨大なタコの姿で描かれることが多いのですが、クラーケンの伝説ではその姿を言及することはなく、巨大な海の怪物という意味になるそうです。

ダイオウイカを引き合いに出すものの、巨大というなら鯨でもいいわけだし、日本のアカエイ(島だと思って上陸したらエイだったというエピソード)にも通じるところがありますね。

実際、クラーケンを巨大な魚だとして扱った文献もあるそうです。

大きいものを食べられない

ダイオウイカは、脳が食道を囲むようにドーナツ型をしています。

そのため、大きいものを食べると食道が脳を圧迫し、下手をすると脳が傷つきます。

実際に、捕獲されたダイオウイカの意を調べてみても、中身はイカや小さめの魚しか出てこないそうです。

ダイオウイカが巨大で、肉食性を持つことから、人間が食べられるのではないかという妄想が浮かぶものですが、とてもではない、そんな大きなものは食べられないようです。

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