「いただきます」は、食中毒予防のおまじない?

雑学

「いただきます」という言葉は、食べ物やその周辺に対しての感謝を表す言葉で、日本文化を象徴する素晴らしい風習である云々かんぬん・・・

上記のようなこと言う人って、よくいるんですが、
「いただきます」って、要は「食べます」って宣言しているだけですよね。
誰に宣言しているのか?
一家の家長たるお父さん? 作ってくれたお母さん?
多分、神様なんじゃないかと思います。

日本土着の宗教観では、万物に神様が宿るとされていました。
なので、モノを粗末にすると、そのモノに宿った神様が祟るんだとか言います。
勿論、神様は食べ物にも宿っている訳です。
この神様、自分の宿っているものを食べられるなんて、到底許容できる話ではありません。
だから、食べた人間に祟りをなす訳です。祟りがどういう形で表れるかといえば、食中毒でしょう。
古代の日本人にとって、祟りというのは食中毒を指していたのかもしれません。

「今から食べます。粗末に扱ったわけではありません。だから、祟らないでください。」
と懇願したのか、
「今から食べます。観念して、祟りなどせず、大人しく食べられてください」
と通告したのか、は知ったことじゃありません。
とにかく、「いただきます」は感謝の意味で言っているというよりは、「祟らないでね」と食中毒を忌避する意味合いで言われていたのではないかという説もあるんです。(感謝しているから祟らないでね、という解釈もできますが)
自分は、この説の方がしっくりくるので、支持しています。

尚、この宗教観は、日本人に肉食文化が、あまり発展しなかった要因ではないかとも考えられます。
この神様、大きいものに宿っているものほど強い力を持っていると考えられていたようです。
よって、体の大きな獣ほど、強い祟りをなすものと考えられました。つまり、食中毒になりやすいわけです。
湿度の高い日本では、肉が傷み易かったのでは・・・という見方もできますが。

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